酒田市の空き家問題

酒田市の空き家問題

1、空き家の現状 空き家数と空き家率の推移

全国の空き家率は増加の一途で、平成25年においては空き家数が820万戸、空き家率が13.5%となりました。
5年前に比べると、空き家数は63万戸の上昇、空き家率は0.4%の上昇です。

「総務省統計局 平成25年住宅・土地統計調査 特別集計」より

 

2、空き家の現状 空き家の種類別割合とその推移

空き家の種類別割合でみると、二次的住宅、賃貸用住宅、売却用住宅の割合はいずれも減少傾向にあるのに対し、その他に分類される空き家の割合が増えました。問題視されているのは、この「その他」に分類されている空き家です。

「不動産流通促進センター 2015不動産業統計集」より

3、空き家の問題点

空き家

(1)周辺への悪影響

空き家は、自然に朽ち果てるものではなく、人工物が残ります。
傷んだ空き家は、次第に崩れ、倒壊の危険が増したり、屋根材などが飛散したりと、その敷地内だけの影響では済まなくなっていきます。
また、人がいないと害虫などの温床になりやすく、やがて周辺に拡散したり敷地内の草木の繁茂などから近隣にとって迷惑となってしまいます。
さらに、古くなった家は耐震性能も失われ、巨大地震に抵抗できません。

(2)犯罪の増加

空き家があることで犯罪が増加する懸念も出てきます。不法侵入や不法占拠以外にも、空き家の内部で犯罪が行われる可能性もあり、そうした場合、周辺の治安にも影響してきます。
そして最も心配なのは、空き家への放火です。

4、空き家の管理について

空き家の管理は全て所有者責任となります。
建物や敷地の草木の問題だけでなく、不法侵入や犯罪などの危険性もあることから最低限の空き家の管理(対策)は行いましょう。

5、空き家問題の対策(法律・条例)

平成26年(2014)11月には「空家等対策の推進に関する特別措置法」(通称:空家対策特別措置法)が国会成立し、次のことが定められました。
・空き家の実態調査
・空き家の所有者へ適切な管理の指導
・空き家の跡地についての活用促進
・適切に管理されていない空き家を「特定空家」に指定することができる
・特定空家に対して、助言・指導・勧告・命令ができる
・特定空家に対して罰金や行政代執行を行うことができる

 

特定空き家とは…

空き家の中で倒壊の危険や近隣への影響が高い空き家のこと。

特定空き家に指定されると…
所有者は自己負担で早急に改善しなければ、行政からの強制対処(除却等)を求められることになり、土地の固定資産税に対する特例措置も外されて税負担が増す(最大4.2倍)場合もあります。

助言とは…

「庭の草木が伸びているので除草作業を行ってください」と行政から、適正管理を求めたりすることです。助言は法的な効力が無いため、対応するかどうかは所有者の判断に委ねられています。

指導とは…

所有者が助言に従わない場合や、改善が直ちに必要な場合、所有者に対して行政から空き家管理について指導されることがあります。行政指導としては重く、所有者に適正管理を強く促すものです。

勧告とは…

指導されても状況が改善されない場合、所有者に対して市町村は状況改善の勧告を行います。その状況は、近隣住民に大きな被害をもたらす可能性があるような深刻なケースも多く、一刻も早い対応が必要です。

命令とは…

勧告されても所有者が対処しない場合、行政は改善の命令を出します。行政処分と言われる行為で、空家対策特別措置法では命令に背くと50万円以下の罰金が科されます。
また、命令を受けた空き家に改善が見られない場合、行政が所有者に代わり対処し、その費用を所有者に請求する「行政代執行」により、樹木の伐採や塀の撤去、建物の解体が行われる可能性もあります。

*行政代執行は税金によって一時的に費用を捻出するため、所有者はかかった費用を税金として払わなければならないのです。つまり、その税金を支払わなければ、責務の回収目的として、不動産を差押えて公売(行政による競売)にかけられたり財産を差し押さえられたりします。それは空き家だけでなく、所有者の住んでいる自宅や車も差し押さえの対象となるのです。

6、空き家に関しての相談

酒田市空き家等ネットワーク協議会という相談窓口があります。
年に何度か空き家相談会も開催されております。

宅地建物取引業協会酒田(TEL:0234-26-4420)
全日本不動産協会酒田(TEL:0234-24-0003)


*住環境支援サービス庄内でも連携している不動産業屋さんをご紹介致します。

ご紹介後も何かお手伝い出来ることがあれば必要に応じて対応致します。
お気軽にお問い合わせ下さい。

 

お問い合わせ先
0234-25-0411
電話でのご相談は24時間365日対応致しております。

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